The frog in the well (1 )

『井の中の蛙』、日本で働いていた頃の自分を振り返り、ふと頭をよぎる言葉です。これをお読みの皆さんの中にも、「井の中の蛙になってはいけない」「もっと視野を広げなくては」と日ごろから意識している方が少なからず居るはずです。実際私もそうでした。しかし、一旦「日本」という国を離れてみると、自分自身が如何に「井の中の蛙」だったかということを痛感する場面に、幾度となく出会いました。そこで、特に学生や若い医師の方々には、ぜひ一度日本を飛び出して視野を広めていただきたいと強く願います。
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私の行っている臨床留学は確かに大変ですが、研究留学にはない良さがあります。日本の大学や医局からのサポート・縛りがなく、自ら道を開拓しなければならないという苦労と引き換えに、英語力の向上はもちろんのこと、今まで見えなかった「世界」と「外から見た日本」が実によく見えてくるのです。研究留学でもよいのですが、その場合、留学生活を実りあるものにするためには、できるだけ長く現地に滞在することです。もし留学中、現地の病院からは無給だとしても、その価値は大いにあります。海外生活を始めると、誰しもまず最初に大きなカルチャーショックを受けます。文化や風習・食生活の違いなどから、自分が慣れ親しんだ日本がどんなに良いかと実感するのです。そして日本の良い面を並べては自分を納得させる。ところがここで「郷に入っては郷に従え」の精神を思い出し、初心に戻れるかどうかが問題になります。その国の人々が自国のどういったところをよいと感じているのか(または悪いと感じているのか)を直接情報収集し、自分の肌で直に感じ取ることができた時に初めてその国の真の姿が見えてくるのです。

情報収集という点では、インターネットの普及により、私たちが得られる情報の量はこの10年で大きく変化しました。医療分野では莫大な医療情報が次々と更新され、我々医師は普段の診療に加え、情報のアップデートにより多くの時間を費やす必要が出てきました。したがって、既存の医療システム・教育体制・勤務体制では事実上対応できなくなってきているのが現状です。米国は様々な問題もありますが、医療システムや教育体制に関しては日本に比べ進んでおり、学ぶべき点が多々あります。

米国の医療システムの大きな特色の一つに、「医療の専門化」が挙げられます。今後は日本でも医療の専門化がますます進んでいくと予想されます。賛否両論あるでしょうが、これは医師と患者の双方に利益になるというのが私の考えです。溢れるほどの情報の中で、どんなに優秀な医師でも専門外の知識に関してはやはり限界があるはずです。最近では、医療従事者のみならず、患者やその家族もインターネットやその他の媒体を通して専門知識を情報収集することが可能な時代です。そのような患者側から見ると、「常にアップデートされた専門知識を持つ専門医にかかりたい」と考えるのは当然の心理と言えます。米国では専門医へのコンサルト制度が非常に普及しています。日本のように普段の仕事の延長としてコンサルト業務をこなすのではなく、コンサルト自体を仕事として扱う医師・チーム・科が存在し、それ自体が主な収入源となるシステムがあるのです。日本においても、いずれはこのようなシステムが必要になると感じています。

日米の医療システムの違いは、他にも多々ありますが、次回は大学の人材育成に関する根本的な違いについても触れておきたいと思います。

T.S

症例クイズ (2) 続

これはメタノールを飲んだ症例です。

アニオンギャップ(AG)は24と高いのでAG性代謝性アシドーシスがありますが、血漿浸透圧は320と計算された浸透圧290程度(血糖は書き忘れましたが正常でした)よりも高値ですので、osmolar gapが存在します。Osmolar gap + 代謝性アシドーシス の原因で最も多いのがアルコール(エタノール)です。血中エタノール濃度100mg/dlは浸透圧20mOsm/kgに相当すると言われます。ところがこの方、血中エタノールは来院時は陰性ですのでお酒は飲んでいないようです。したがって1)ではないです。(Moonshineについてはこちらを参照)
次にアスピリンはサリチル酸ですので血中濃度が陰性であることとその代謝物質である乳酸が陰性ですから否定的です。
イソプロパノールはアセトンに変わり、浸透圧を上昇させますが、その先は酸に代謝されませんのでアシドーシスはみられないはずです。
またアセトアミノフェンは通常肝機能障害をきたしますが、アシドーシスとosmolar gapの原因とはなりません。
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ちなみにこの人の血中メタノール濃度は87mg/dlであったため、fomepizoleと血液透析を2回行いました。幸いにしてメタノールの代謝産物であるギ酸による不可逆性の視神経障害はなかったようです。メタノールは車のウィンドーワイパー液に含まれています。実際この人は最初お酒を飲んでいたが、お金がなくなったため100円ショップに行き安いウィンドーワイパー液を買って飲み始めたそうです。ウィンドーワイパー液によるメタノール中毒はその青い色から、子供による誤飲が報告されています。また寒冷地仕様のワイパー液など凍結温度が低くなればなるほど、メタノール濃度は高くなります。(例:20度仕様は7%程度、-50度仕様は68%!)

ここに主なglycolの代謝経路を示します。
エチレングリコール(不凍液)はシュウ酸による腎不全をきたします。これはとても甘いので、車の下から漏出したエチレングリコールをペットがなめて腎不全になるケースが多いそうです。また米国やヨーロッパでは安いのでお酒の代わりとして飲む人は結構います。私もここで3例ほどみました。
プロピレングリコールは医原性のことが多く、例えばICUでしばしばみかけますが、人工呼吸器などの鎮静目的で使用されるLorazepamが原因となることがあるので注意です。したがって、ICUで感染症や腎不全、心不全などなく、原因不明の乳酸蓄積と代謝性アシドーシスがある場合、プロピレングリコール中毒を疑うべきです。
また大事なのはglycolは時間とともに代謝されていきますので、メタノールを例に取ると最初はメタノールによるosmolar gapが目立ちますが、その後はギ酸による代謝性アシドーシス・アニオンギャップが出てくるということです。

T.S

症例クイズ(2)

このケースは先月のコンサルトで見た実際の患者さんです。

41歳男性、既往に精神疾患(詳細不明)、高血圧、飲酒歴があり意識混濁を主訴に救急車で来院。何かを飲んでいたとのことですが詳細は不明。バイタル171/109mmHg、脈拍78/分、体温36.1C、O2:100%、呼吸26回/分。
身体所見上は意識混濁あり、瞳孔は5mm光反射(-)、その他ほぼ正常。
血液所見
Na: 137 meq/L, K: 4.4 meq/L, Cl: 107 meq/L, HCO3: 6 mmol/L, BUN:22 mg/dl, Cr: 1.7 mg/dl, Ca: 8.1, Alb 3.6 mg/dl, Mg 2.2 mg/dl, 肝機能正常、CPK 430 IU/L, 乳酸正常
血漿浸透圧320mosm/kg
血ガス:pH:7.24, CO2 :10, O2:124
尿沈渣正常、薬物検査:サリチル酸(-)、エタノール(-)、その他は検査中

Q.この人の飲んだものは何でしょう?
1) 違法蒸留酒 (moonshine)
2) アスピリン
3) メタノール
4) イソプロパノール
5) アセトアミノフェン

T.S

メンバー会@ASN2012

サンディエゴでは日米腎臓内科ネットのメンバーとも集まりました。
その時の一枚です。
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右からインディアナ大学で腎臓内科研修を今年で修了され、現在J1waiverのためhospitalistとAKIの基礎研究を両立されている多忙な波戸岳先生。
その隣(右奥)がアイオワ大学で現在2年目の腎臓内科フェローとして研修中の塚原知樹先生。彼は米国のRenal fellow Networkでブログを書いていますのでぜひご覧ください。その隣(左奥)がバージニア州立大学で腎臓内科と腎移植内科研修を2010年に修了し、現在は聖路加国際病院で腎移植管理、教育、臨床、研究に頑張られている長浜正彦先生です。左は私、三枝孝充です。今年サウスキャロライナ医科大学で腎臓内科研修を修了し、引き続きファカルティーとして基礎研究と臨床をかけ持って何とかやっております。

米国に長くいると日本の先生方とお会いするチャンスがなかなかないので、来年はもっといろいろな方たちに声をかけて情報交換会が出来ればいいなと思いました。

T.S


ASN2012

米国腎臓学会(ASN)が先週サンディエゴで行われましたが、臨床研究ではADPKDにおけるTolvaptanの有効性が示された臨床研究TEMPO
は明るい話題だったと思います。正常腎機能のADPKDにこの薬を3年間投与した結果、腎臓のサイズがプラセボに比較してよかったことと、腎機能の低下も少なかったという結果です。気になるのは口渇による副作用が多かったことでドロップアウトも多かったことです。このstudyで解決できなかったことはCKDなどすでに腎機能の低下した患者に果たして有効性はあるのかということで、この薬を実際に投与し腎機能が低下してきたら、いったいどのタイミングで中止すれば良いのかといった問題もあります。基本的にV2R阻害薬であるこの薬はネフロンが少なくなるとそれだけ作用部位も減りますからCKDが進むにつれて、その作用は減弱するはずです。

もう一つpharmacogeneticsはこれからとても大事になっていくと思います。薬効は千差万別であることは以前からわかっていますが、人種や性別によってたとえば肝臓におけるCYP代謝能の違いが遺伝子レベルで分かるようになっています。すなわちある薬はこの人種では早く代謝される一方、違う人種では遅く代謝れるとするとします。当然、薬の作用も増減しますので薬効のみならず副作用の差も出てきます。したがって、今後の臨床研究というのは血液からその薬のCYP代謝など遺伝子を調べ代謝能別に臨床結果を分析しないと正確な結論は導き出せないでしょう。これはRCTが多施設化していけば行くほど大事です。
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基礎研究の分野でもいろいろありました。観客はまばらでしたが今あるノックアウトマウスを置き換えるであろうzinc finger nucleaseの研究は非常に興味深いです。簡単にマウス以外の動物でも遺伝子のノックアウトやノックインモデルが作ることができます。もととなる原著はこちらです。
zinc finger nucleaseでpubmedを検索するとたくさん出てきますので見てください。いまのところ28種類の動物でノックアウトモデルができているようです。またすごいのは人でも適応できてもうclinical trial が行われています。遺伝子疾患の多くがこういった研究によって治療されていくことでしょう。

日米腎臓内科ネットのメンバー数人ともお会いしてなかなかよい情報交換ができました。
カンファレンスはいろいろな話題を学ぶとともに人と交流できて良いですね。

T.S

症例クイズ(続)

この皮膚所見はuremic frost (尿素霜)です。
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Uremic frostは重度の腎不全により血中の尿素窒素や窒素性化合物が汗に凝縮し、水分が蒸発したのち白く結晶化したものです。これは腎不全が重度になる前に透析を開始する事が多い今、とても稀な皮膚所見ですが、アメリカでも無保険患者など医療費を払えない患者層や透析を拒否した場合、また透析が治療選択肢として存在しない発展途上国でみられます。

この患者さんは頭皮にも結晶化した尿素霜がみられ、血液所見ではBUN 180mg/dl, Cr 31 mg/dl, 超音波で両側腎とも萎縮して、かつ心膜摩擦音(pericardial friction rub)が聴取されたため、すぐに血液透析を開始しました。

参考文献

T.S

症例クイズ

私が数カ月前にみた実際の患者さんです。
31歳黒人男性、高血圧歴は18歳からあり。以前AKIで透析歴があるが腎機能が改善したため透析離脱。その後5年間フォローアップせず。呼吸困難で来院。この皮膚所見はなんでしょう?
T.S

Bardoxolone phase 3 trial、打ち切り

昨日のAjay Singhのブログからしりましたが残念です。
Barodoxolone Methylは波戸先生が以前に記事を書いていますが
糖尿病性腎症(CKD stage4)の腎機能改善に期待されていた薬ですので残念です。
試験中止理由は、bardoxolone群に死亡率および重大な副作用が多く見られたとしか書いていませんので詳細は不明です。
製薬会社のコメントです。
T.S

肝腎症候群 その2

今回は治療についてです。
肝硬変と腹水に伴った急性腎不全はHRS の可能性が高い場合も腎前性腎不全を必ず否定する必要がありますのでまずは生理食塩水などの等浸透圧性輸液とアルブミン(1g/kg/day) によるvolume expansionを試みる必要があります。また腹水による腹腔内圧の上昇(abdominal compartment syndrome)が疑われる場合は腹水穿刺を行い腹水の除去を行う必要があります。この場合もアルブミンの補充が必須です。現在ある治療選択肢は大きく分けて血管収縮治療とTIPS (Transjuglar intrahepatic portosystemic shunt)です。
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血管収縮治療は1) Midodrine + octeriotide 2) norepinephrine or terlipressinが現在もっとも多く行われている治療です。1)についてですが、midodrine(血管収縮作用)とocteriotide(門脈圧を下げる)はアルブミンとの併用が前提としています。おそらく米国ではこれが最もよく行われている治療ですがそれをサポートするエヴィデンスはいまのところありません。前向き臨床研究はいずれ小さいものですが死亡率、腎機能の改善に至ったと示されています。この治療が有効な例はいずれも平均3日程度でMAPの上昇と尿量の増加がみられます。後ろ向きデータ解析でも同様の結果が示されています。面白いことにこのstudyではMidodrineの量に治療反応性の相関はみられませんでした。

欧州で認可されているterlipressinという血管収縮薬はとても良いようです。この大きなランダム化臨床試験によるとプラセボ+アルブミン群に比較してterlipressinの治療(14日間)は腎機能(Cr<1.5)と短期死亡率の改善(14日目)に加えHRSの再発が少なかったとしています。Midodrine+octeriotideとterlipressinを比較した試験は要旨のみでの結果によると30日での生命予後に差はなかったものの、responderはterlipressin(92%)midodrine+octeriotide (54%)と前者に多かったとしています。では古典的なnoreinephrineとの比較はではどうでしょうか?これら小さなpilot studyによるとHRSの治療成績に差はないとしています。すなわちHRSの治療で最も大事なのはMAPを上げることであるとこのpool analysisでも強調されています。一つの機序として末期肝不全では交感神経系の活性から、腎血流のautoregulation curveが偏移していることが考えられています。すなわちHRSのでは血圧を通常よりも高く保たないと腎血流量は上昇しない可能性があります。したがってHRS患者が一般病棟でmidodrineで反応しない場合、ICUへ移しnorepineprineやterlipressinの投与により血圧をさらに上げるか後述するTIPS で交感神経系の亢進を抑制する事が重要になります。

アルブミンの投与はいずれの治療薬との併用でも大事になってきます。肝硬変とSBP(Spontaneous bacterial peritonitis)を伴った患者に抗菌薬(cefotaxime)にアルブミン(初日1.5g/kg/day、以降1g/kg/dayを3日間投与)を投与した場合とそうでない場合をみた結果、腎不全と死亡率(3ヶ月)に有意差があったとしています。またHRSでteripressinにアルブミンを併用した場合としなかった場合も腎機能と死亡率(3ヶ月目)に差がみられたとしています。

ではlarge volume paracentesis (LVP)はどうでしょうか?いくつかのstudyでLVPは腎機能を悪化させるという報告をしていますが、例えばこの報告をよく読むと腎機能の悪化はAKIではなくCKDであることがわかります。最近のstudyでは血行動態のモニタリングのもとLVP+アルブミンにより腹腔内圧を平均で25から9mmHgに下げた場合、腎機能の改善がみられ安全性も確認されています。

TIPSは数々のstudyがHRSへの有効性を示しています。TIPS は経静脈的にカテーテルでアプローチし、肝静脈と門脈に交通をもたせ門脈圧を下げる手技です。これにより消化管出血や腹水を減らす他、HRSでは腎機能の改善や交感神経系の亢進を下げ生命予後の改善につながるとしています。患者の状態をみながらですがTIPSを行える状態であれば行うべきです。

最後に末期肝不全で透析をするか否かについてひとこと。結論から言うとしてもしなくても生命予後に影響はきたしませんので肝移植の可能性がある場合を除き、個人的には透析はオファーしません。このあたりはいろいろな意見があるようですがこれら文献を見てください。

まとめるとHRSは除外診断なので最初はアルブミンなどでvolume expansionを行い腎前性腎不全を否定する必要があります。腎血流を保つのに大事なのは血圧を上げること。また腹腔内圧が高い場合は腹水穿刺をを行うことも考慮し、可能な限りTIPSを行うべきです。ただしHRSに関連した大きな臨床研究がないことから標準治療はいまのところ確立されていません。以上、HRSの病態から治療まで簡単におさらいしました。

T.S

肝腎症候群 その1

腎臓内科医が診断や治療に悩むのが肝腎症候群(Hepatorenal syndrome:HRS)です。今回は肝腎症候群の歴史と病態生理について、2回目は治療について大事なstudyを取り上げながら書いてみます。
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HRSの病態生理は、肝硬変などにより門脈圧亢進が続くと内臓や全身の血管拡張(splanchnic vasodilation)から有効循環血液量の低下を招き、その反動で交感神経が亢進し腎血管の収縮から腎虚血→腎不全をおこすためと考えられています。強力な交感神経系の活性から体液貯留をおこし腹水がみられるのも特徴です。
HRSの概念は1863年にすでにAustin Flintによって指摘されています。その後、肝性昏睡で亡くなった方の腎臓を剖検した症例報告によると、18/22人の腎臓は正常所見であったことがわかり、肝硬変に伴う腎不全は腎実質障害よりも、虚血による影響が大きいことが指摘されました。
これを実際画像で鮮明に証明したのがこのstudyです。HRSの患者の腎臓を造影すると腎虚血があるが(左)剖検時、腎臓を取り出し再度造影したところ今度は血管がくっきりと造影されている(右)のがわかります(注:HRSの腎臓を造影したのはこれが最初で最後だと思います)。
シクロスポリンが使用される以前の1969年のこの報告ではHRS(罹患期間5-104日)の診断で亡くなった方の腎臓を7人のESRDに移植をしたところ6人中7人が14日目で良好な腎機能を維持していたとされます。したがって今でも、HRSによる虚血による腎障害の可逆性を決める期間は90日程度とされます。

HRSの診断は除外診断ですので、腎前性の急性腎不全やATNなどを否定する必要があります。そういっても、最後までATNかどうかわからない事が多いのも事実です。HRSの診断基準は腎臓内科ではなく消化器医が決めています。このガイドラインは2007年に改定されましたが、以前あった尿中Na<10meq/lや乏尿の記載が外れているのと、最近では特に重要視されている腹腔内圧に関しての記載がありませんので注意が必要です。またCrの上昇の規定も曖昧で、肝硬変でよくある筋肉量の低下した患者さんは特にそうですが仮にCr0.5から1.4に上昇したら急性腎不全ですが、これだけみるとHRSの診断から外れてしまいます。したがってHRSの診断には注意をはらう必要があります。このあたりこの記事によく議論されています。

次回はHRSをの治療について書いています。

T.S
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