June 4, 2024
学会へ行こう (+自己紹介)
初めまして。現在シアトルのワシントン大学で腎臓移植フェローをしております山田貴之と申します。
昨年のASNで三枝先生にお会いし、日米腎臓内科ブログの更新をお願いしたところ快くOKして頂きました。現在ATCに参加しており、改めて学会の良さを感じましたので、「学会へ行こう」と題しまして私が思う学会のメリット、私が参加した学会の雰囲気などをシェアできたらと思います。
私が思う学会のメリットは「レクチャー、研究、ネットワーキング」と思います。
(1)レクチャー
学会が準備するセッションはその道の専門家が噛み砕いて説明してくれることが多いので、エキスパートから直々に話を聞けます。様々な分野のトピックがありますので、これまで知らなかったことやアップデートされてなかった知識を一新できます。
(2)研究
学会では多くの先生がたが研究を発表する場です。ポスター会場で(論文になる前の)新しい研究や興味深いケース、QIプロジェクトなどなどを一度に見ることができます。ポスターの前で発表者と直接お話して質問できる距離感の近さも魅力です。
さらに学会内で選ばれた研究はオーラルでも発表されますので、研究内容や専門家とのディスカッションを間近でみることができます。興味深い内容には自分から積極的に質問するのもおすすめです!
(3)ネットワーキング
これが一番の楽しみと言っても過言ではありません。以前いた職場の先生とキャッチアップもできますし、知り合いの先生を介して新たな人と仲良くなれるチャンスです。
私がこれまで参加した腎臓内科関連の学会はASN Kidney Week, NKF SCM, ATCですので、雰囲気など簡単にご紹介させていただければと思います。
(ASN Kidney Week)
American Society of Nephrologyが主催します。10月終わりから11月にかけて開催されます。日本からも多くの参加者がいらっしゃいますし、ポスターも毎日1000以上を超える一大イベント。規模が大きいので一度に回りきれないほどですが、腎臓内科で「国際学会に参加したい」と考えていらっしゃる先生にはぜひおすすめです。
(NKF Spring Clnical Meeting)
AJKDなどを発行しているNational Kidney Fundationが4月に開く学会です。ASNに比べると規模が小さい(その分ポスターなどは通りやすいかも?)分、参加者同士の距離が近く、とても温かい雰囲気です。「国際学会に参加したいけど、ASNはちょっと不安」という先生はNKFを狙ってみるのも一つの手かも?
(American Transplant Congress)
ASTとASTSが共同で開催する移植の学会です。毎年6月はじめ頃に開かれます。腎臓のみならず移植全般の知識のアップデートになります。日本からも多くの先生方が参加され、科の垣根を超えて仲良くなることができる貴重な機会です。
ぜひ積極的に学会に参加してみましょう。会場でお会いできるのを楽しみにしております。
昨年のASNで三枝先生にお会いし、日米腎臓内科ブログの更新をお願いしたところ快くOKして頂きました。現在ATCに参加しており、改めて学会の良さを感じましたので、「学会へ行こう」と題しまして私が思う学会のメリット、私が参加した学会の雰囲気などをシェアできたらと思います。
私が思う学会のメリットは「レクチャー、研究、ネットワーキング」と思います。
(1)レクチャー
学会が準備するセッションはその道の専門家が噛み砕いて説明してくれることが多いので、エキスパートから直々に話を聞けます。様々な分野のトピックがありますので、これまで知らなかったことやアップデートされてなかった知識を一新できます。
(2)研究
学会では多くの先生がたが研究を発表する場です。ポスター会場で(論文になる前の)新しい研究や興味深いケース、QIプロジェクトなどなどを一度に見ることができます。ポスターの前で発表者と直接お話して質問できる距離感の近さも魅力です。
さらに学会内で選ばれた研究はオーラルでも発表されますので、研究内容や専門家とのディスカッションを間近でみることができます。興味深い内容には自分から積極的に質問するのもおすすめです!
(3)ネットワーキング
これが一番の楽しみと言っても過言ではありません。以前いた職場の先生とキャッチアップもできますし、知り合いの先生を介して新たな人と仲良くなれるチャンスです。
私がこれまで参加した腎臓内科関連の学会はASN Kidney Week, NKF SCM, ATCですので、雰囲気など簡単にご紹介させていただければと思います。
(ASN Kidney Week)
American Society of Nephrologyが主催します。10月終わりから11月にかけて開催されます。日本からも多くの参加者がいらっしゃいますし、ポスターも毎日1000以上を超える一大イベント。規模が大きいので一度に回りきれないほどですが、腎臓内科で「国際学会に参加したい」と考えていらっしゃる先生にはぜひおすすめです。
(NKF Spring Clnical Meeting)
AJKDなどを発行しているNational Kidney Fundationが4月に開く学会です。ASNに比べると規模が小さい(その分ポスターなどは通りやすいかも?)分、参加者同士の距離が近く、とても温かい雰囲気です。「国際学会に参加したいけど、ASNはちょっと不安」という先生はNKFを狙ってみるのも一つの手かも?
(American Transplant Congress)
ASTとASTSが共同で開催する移植の学会です。毎年6月はじめ頃に開かれます。腎臓のみならず移植全般の知識のアップデートになります。日本からも多くの先生方が参加され、科の垣根を超えて仲良くなることができる貴重な機会です。
ぜひ積極的に学会に参加してみましょう。会場でお会いできるのを楽しみにしております。