「日米腎臓内科ネット」活動ブログ

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東日本大震災

2011年3月11日に起きました東日本大震災で亡くなられた多くの方にご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災者の方々には心からお見舞い申し上げます。地震、津波に加え福島原発の放射能汚染と数多くの問題をかかえる中、日本の皆さんが一致団結して助け合い復興に頑張っている姿には、ただただ感動と称賛の声がこちらアメリカでも聞こえてきます。寝る暇もなく救助活動にまい進されている方々には本当に感謝の気持ちと尊敬の念を抱くばかりです。今回の地震は、海外にいる私にも地震の様子を伝えるニュースに始まり、各団体のメーリングリストや掲示板からタイムリーに様々な情報交換が行われるのを目の当たりにすることができ、本当にネットワークの凄さを感じています。一方、被害が大きかった地区ではネットや電話などが使用できないことから孤立し、こういった貴重な情報交換の場に参加できないなどの問題もあることと思います。医療活動が水や電気や石油などのエネルギー不足により支障をきたしたことから、避難所や病院で衰弱および亡くなられるケースも多々あることを聞くと地震の大きさを改めて感じますし、2次的な被害をいかに最小限にとどめられるかという問題は大きいと感じます。腎臓に関しては透析患者さんを様々な施設に搬送するやりとりをメーリングや掲示板で活発に情報交換が行われるのをみて病院のみならず、行政とのやりとりを何よりも早く行うことが大事であることは多くの情報から学ぶことができます。海外にいると直接この状況に参加できていない歯がゆさを感じておりますが、今回の東北の地震で多大な被害に遭われた方々の一早い復興と原発の被害がどうか最小限にとどまることを心からお祈り申し上げます。
T.S
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