「日米腎臓内科ネット」活動ブログ

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Nurse Practitioner (NP) / Physician Assistant (PA) 制度

日本でも最近少し話題にあがっているみたいですが、NP/PA制度はもちろんアメリカに来るまで知りませんでした。日本とは異なり、こちらではすっかり医療の一部として根付いています。こちらも医者不足という感があり、みな忙しくしています。外来にNPが一人いるだけで、だいぶ楽になっています。

例えば、ACEを処方して1週間後に採血して腎機能、電解質、血圧をみておきたい、というケース。

NPが診て、問題なければ、われわれのところに患者さんが回ってくることはありません。何か、異常値があっても、NPが自己判断で薬を減量、中止したりしています。もちろん、我々も診察結果をupdateされますし、大きな問題が起きたことはありません。外来の枠は、一人15分から30分の枠が多いので、日本みたいに午前中だけで30−40人、もしくはそれ以上診察するということは不可能なのです。

また、このNP、移植患者さんのフォローアップでも重要な役割を果たしています。それは次回御紹介します。

今井直彦
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