「日米腎臓内科ネット」活動ブログ

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ASN 2013

今年のASNは何かと腎臓領域の研究ではぱっとしないことが多かった印象です。

RASのdouble blockadeは事実上効果なしというレッテルが貼られそうです。On Target, Altitudeに続き今回VA患者を対象としたDM Nephropathyに対するACE-I +ARBを試したNephronD試験も効果なしどころか悪影響ありとのことで早期にストップされました。RAS系は血行動態維持に必須である一方、高血圧では亢進している事が多いので、阻害することはいいはずなわけですが、阻害し過ぎるとダメということなのでしょうか?難しいですね。

また昨年ASNで発表されたTempo studyで効果がみられたトルバプタンもFDAは重度の肝機能障害がみられたことからADPKDへの適応を退けました。全く残念です。ほんとうに難しいですね薬の認可は。
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毎年、日米腎臓内科ネットのメンバーと集まっていますが今年も集まりました。左上は京都の田川美穂先生、隣は沖縄の塚原知樹先生、最右はインディアナの波戸岳先生、隣はNYで内科レジデントをしている野城加菜先生、でその横が私サウスカロライナの三枝孝充です。アメリカで腎臓内科を研修する日本人はあまりいませんので、我々の共通の目標はこちらで得た経験や知識をwebや実際日本で皆さんと少しでもシェアし、日本の腎臓内科医療の発展に少しでも貢献することです。塚原先生はブログを別に書いていますが、とてもプロダクティブで今回のASNに関しても素晴らしい内容満載ですので是非みてください。お勧めです。
T.S
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